インプレッションズ(２００３年１月〜３月）

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最終更新日：　2007/03/07

「ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo

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「ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか」（３月２９日土曜日）

「ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか／後藤雅洋著」（河出書房新社）を２６日に購入。昨夜までで読破しました。タイトルだけで見るとモノモノしいですが、後藤さんのジャズあるいはジャズ喫茶経営に対するスタンスが載っているので、読む価値はあるのではないかと思っています。後藤さんには数回お会いしただけですが、お話をした感じと本を読んで文体から受ける感じが一致しています。さらに同日「マーティンD-28という伝説」（�笊ｶ庫）を購入。この本でマーティンのギターの仕様の変遷を調べました。実は私もMartin D-28というアコースティック・ギターを持っています。’７９年の製品で、ペグがシャーラー製に変わる直前のグローバー製ということでした。残念ながらケースに入れっぱなしにしていたら、塗装が一部カビてしまいましたが、キズ自体はほとんどなく、時々取り出しては弾いています。

増え続ける未聴CD（３月２７日木曜日）

先日からの未聴CD１４枚に加え、昨日購入した澤野工房１枚（プラス澤野工房輸入盤仕様２枚）、それと昨日届いた今月分の新譜を中心に１２枚のCDが集まってしまい、現在２７枚ものCDが山になってしまっています。気合を入れていかないと片付かないぞー、と思うのですが、ゆっくりと１枚１枚聴いていくことも楽しい。澤野のSKETCH盤を買ったら、「SKETCH MUSIC」というサンプラーをもらいました。これには未発表曲や別テイクが多く入っているので、貴重かも。未聴の山の中から取りあえず聴いたのは「アブラカタブラ／ソフトワークス」（ユニバーサル）。参加メンバーは、エルトン・ディーン（Sax、Key）、アラン・ホールズワース（G）、フュー・ホッパー（B）、ジョン・マーシャル（Ds）。何だ、プログレやんけ、と思った人もいるでしょうが、サックスも多く登場していて、意外にもジャズ・フュージョン的な感触もあります。彼らならではの世界（特にアラン・ホールズワース度高し）なので、気分良く、その世界に浸りました。

ジャズ批評１１５号（３月２５日火曜日）

「ジャズ批評１１５号」が書店にあったので購入。今回の特集は「エリック・ドルフィー」。１０年ほど前までサイド参加作品まで集めようとしていた（挫折しましたが）数少ないミュージシャンなので、この特集はうれしい。風邪の方は、せきがまだ出るほかは熱も下がって通常通りの状態に戻ったみたいです。熱が出た時にもメールを何通か打っているのですが、仕事、プライベートにかかわらず文面がハイになっていたものがあったようで、プライベート（趣味）の方はまだ良いとしても、仕事方面のメールではちょっとマズッたかな、と反省（別にクレームをもらったわけではないですけど）。ところで、ECMの未購入アルバムですが、今年に入ってからけっこう買ったせいか、廃盤と今月入手予定のもの以外で、ECMはあと４５枚、ECM New Seriesはあと８７枚にまでせまりました。とりあえず聴きたいのはジャズ（？？？）なので、ECMの方を優先して集める、という戦略に持って行こうと思います。揃えて何になるんだ？という声も聞こえてきそうですが（中古の買い取り価格も安いし）（笑）。 こういう性分なんです。 それと、最近全然利用していない（見てもいない）Yahooオークション、毎月利用料が引き落とされているのもしゃくなので、利用停止手続きをとりました。

何とか復活？（３月２３日日曜日）

昨日医者に行って点滴を打ってもらうまでは熱が３９度を超えていて、意識が朦朧とした状態が続いていました。今日はやっと熱も下がってきて、何とか布団の中で新譜チェックをしています。本や雑誌を読めるのはありがたい事だ、というのを実感。本当に調子が悪い時はゴロリと横になって目をつぶっているのが精一杯なので。３日ぶりの音楽再開も徐々にリハビリを、と思っていたらいきなりHatologyにいっちゃいました。先日ある方からCD１１枚をいただいたうちの５枚がHatology。今聴いているのはサン・ラ・アーケストラ。リハビリのつもりが筋力トレーニングをしてしまったような気分です。ただ、フリーなジャズも聴いて楽しめるので、気力の方はだいぶ回復してきたのだ、と思います。

CDジャーナルの今月号の付録についてきた「SACDジャーナル第２号」を読んでいて、SACDもだいぶ増えてきたな、と思うのと同時に、通常版のCDとのハイブリッド・タイプが普及しだしてきた事が印象的でした。ハイブリッド版SACDとは、CDとSACDの記録面の深さが違うのを利用して、２つを張り合わせて１枚にしてしまったようなものらしいです。今の技術では製作コストもすぐに通常のCDをつくるのとほとんど変わらなくなるだろうし、メーカーや流通サイドにとっても、商品管理などもだいぶ楽になって量も出るだろうから値段も安くできるだろうということで、注目しています。消費者にとっても、通常のCDとして聴けて、SACDプレイヤーを買ったら持っているソフトがSACDとしてそのまま使えるというスグレモノです。

それから、CCCDですが、ジャズは国内盤だけかと思ったらさにあらず。最近のフランスのEMIから出ているBlue Note盤新譜にもコピー・コントロールの表記があるものを確認しました。輸入盤のCCCDロゴは目立たないデザインの上に小さい表示なので困ります。通販のサイトでも輸入盤についてはCCCDの表記されていない可能性が高いので、ご注意下さい。

風邪をひきました（３月２０日木曜日）

どうも調子が悪いなあ、と思っていたら、夕方体温を測ると３８度を超えていました。風邪ですね。今シーズンは、たぶんはじめて。ちょうど３連休の前なので仕事には差し支えないものの、寝て暮らすのもなあ、と憂鬱になります。そう言えば数日前から朝起きられない、そして昼食時や夕食後など、暇があると横になってゴロゴロしていたので、熱が上がる前兆だったのでしょう。おまけにここ１週間ほど、ここの文章も書いては消しの連続で、気乗りのしない文章になってしまっています。今回は風邪がらみだとはいえ、やっぱり気力の充実って大切ですね。先日届いたECM３枚と、一昨日ある方からいただいたCD１１枚（どうもありがとうございます）は、そういうわけで、熱が下がってからゆっくり聴くことにします。スウィング・ジャーナルとＣＤジャーナルは、今日は買いに行けなかったので、うちの奥さんに明日頼もうかと思います。でも、なぜかこれらの雑誌を買いに行くの嫌がるからなあ。

２８万アクセス（３月１９日水曜日）

昨夜から今朝にかけてだと思いますが、２８万アクセスを超えました。いつもご訪問ありがとうございます。 ここ半年ほどは、ジャズ雑誌もナナメ読み（新譜情報だけチェックという感じ）で、あまり他のジャズサイトにも行かないし、世間のジャズ状況がどうなっているのか分からない（笑）面もあります。ホームページの運営形態も自分の外部記憶装置としての文章の配列に近いのかな、と思えてきました。だからゴチャゴチャしているし、今のデザインを改善しようとも思わない。５．６メガバイト二百数十ページの全面リニューアルは、デザインが統一されていないと気が済まない私にとっては、考えるだけでも恐ろしいです。スタイルシートを使ったモダンなデザインには確かに憧れるんですけどねー。 でも、そういう時間があったら、１枚でも多くアルバムコメントをアップする方がいいなあ、と思います。

ただいま迷走中２（３月１６日日曜日）

今朝は１枚新譜CDをアップしただけで、とりあえずジャズのホームページ関係はおしまい。休日は朝から晩までセコセコとパソコンに向かっているときもあったのですが、そうすると仕事も休日も頭の同じような部分を使っている状況になるわけで、疲れを残さないためにはやっぱり適度が良いのでしょう。発売日から３日遅れて「SOHOコンピューティング」（株式会社サイビズ）が届く。不定期に 仕事方面のコラムを書いていたのですが、昨年９月号以来書いていなかったので、本が届かなくなってそろそろ執筆も終わりかな、と思っていました。結局届いた（コラムを書きはじめてから、書いた月、書かなかった月にかかわらず、出版社から贈呈していただいてます。）のでまだ書く機会はあるような感じです。ここのホームページを今後どういう方向へ持っていこうか と考えようとしながらも、子供たちと遊んで現実逃避（笑）。いや、子供たちと遊ぶ方が現実か。何だかなあ。

ただいま迷走中（３月１５日土曜日）

一昨日「更新ペースを落とす」と書きましたが、ホームページを作成する時間・回数をとりあえず半分以下に削ってみました。気分的には多少楽になった感じです。ちょっと見た目には更新ペースは落ちていない？（笑）。今後の方向性の模索をしていて、何人かの方にここの「インプレッションズ」をやめようかと思っている旨の相談をしたところ、やめるべきではない、とのご意見をいただき、自分でもここは続けるべきかな、と考え直しました。実際のところ、ストレス解消にも良いし（笑）。ただ、今後いくつかリストラする特集があるかも しれません。追いかけるのが面倒なのと、大手CD通販サイトでCCCDの表記がしっかりしてきたので、「ジャズCCCD（コピー・コントロールCD）リスト」を削除しました。こういう事は、本来私のようなところでやるものではないと思っています。

ちょっと更新ペースを落とします（３月１３日木曜日）

確定申告がだいたい終ってゼイゼイ言っていますが、 平成１５年度の税制改正の項目がずいぶんあって、 間髪を入れずにお客さんへの税制改正の連絡をしたりしています。余暇の時間にも自分の勉強時間をもっと作り出さなければならないと、少々前から考えていました。アルバムコメントはだいたい１−２回聴けばアップできるので、また、タイプを打つのは速い方だとは思うので、皆さんが思っているほどにはこのホームページに時間をかけているわけではありません。しかし、気持ちの持ちようで、常に臨戦態勢でいなければならないという危機感も、この不景気な中、持っています。そんなわけで、更新ペースをしばらくの間少々落としますので、ご了承下さい。ただし、原則的には、購入したアルバムのコメントは今までどおり全部アップして行く予定です。

またまたECM（３月１２日水曜日）

今日夕方、AmazonからSafe Journey/Steve Tibbetts(ECM 1270), Best Laid Plans/David Torn(ECM 1284), Chorus/Eberhard Weber(ECM 1288)の３枚が発送になったとのメールをもらいました。この３枚はHMVよりAmazonの方が値段が安く（たぶんUS盤です）、しかもHMVでは1270と1284は入手困難盤と書いてあったために、発作的に注文してしまったもの。次のカードの請求がコワいです。ある通販サイトでは品切れとなっていても、他の通販サイトで容易に注文が可能な事があるので、しかも値段にだいぶ差があったりするので、輸入盤はやっぱりいろいろ探してみるものだなあ、と思います。３月は国内盤もあまり不作ではないと思うので、期待できそう。しかし、いつ聴くんだあ、という不安も少々。

過去のメール（３月１１日火曜日）

今日は仕事やジャズなどのメールの整理をしました。ジャズのメールは’９９年−’００年を削除。「ゴールドディスクを斬る」などよくやり取りしていたジャズ友以外で、スポット的なやり取りをしたメールを「ジャズその他」というフォルダに置いていたのですが、この４年ほどで１８００件ほどのメールがたまっていました。昔はCD通販サイトの検索などがなかったので、「ｘｘはCD化されていないでしょうか」とか、「オススメアルバムを２０枚ほど紹介してください」などという問い合わせが多かったのも事実です。ただ、今回削除したあたりの時期はパソコン通信の延長の雰囲気で感想メールなどがけっこう多く、今よりは同じ趣味を持つ人々の間でのコミュニケーションの形成に役立っていたと思います。当時が懐かしいのだけれど、仕事のホームページを含め、「今」あるいは「これから」に対応しなければいけないなあ、との思いもあります。ただ、このジャズのページは更新が容易で軽い事がモットーなので、リニューアルは考えていませんけれども。

朝から音楽（３月９日日曜日）

今朝は８時前に起きて、さっそくCDを聴いてアルバムコメントをアップ。他にすることがないのかねえ、と自分でも思います（笑）。昨日、内装工事をしているお客さんのところで、１階の事務所で使っているBフレッツを、LANケーブルで自宅部分の３階まで配線ができないかどうか相談、電気屋さんに下見と見積もりを依頼してくれるとの事。現状３階ではモデムのしかもパルス回線での接続なので、これができれば自宅部分でも快適なインターネットができることになります。ただ、配線するのにかなりの長さのコードを引き伸ばす必要があること、壁を３ヶ所穴をあけなければならないのと、配線のモールが目立ってしまうと困るので、できるかどうかは見てもらってから、ということになります。

パソコンを移行してみて（３月７日金曜日）

このホームページの作成パソコンを移行して４日経ちました。新しいホームページ作成ソフトはヴァージョンアップされたものなので、使用していてそれほど違和感はありません。ただ、以前と同じような罫線の引き方が分からないので、古い罫線をコピペして使用することに。古いパソコンはハードディスクのデータ削除ソフトを使ってデータを消去、さっそく除却してしまいました。昨日１枚アルバムコメントをアップしてみたのですが、音楽を聴く位置とパソコンに向かう姿勢が変化したせいか、文体も何となく変わってしまった感じです。ペースをつかむには、もう少し時間をかけないと、と思います。ついでにパソコンを置いてあった部屋を大掃除。だいぶスッキリしました。

反響（３月４日火曜日）

ここの３月１日のところで、ジャケット写真のホームページの使用について国内CDメーカーから警告を受けた個人サイトがあると書きましたが、反響が大きかったようで、複数のサイトでこのことに触れられていました。ただ、警告を受けたのは昨年１０月頃のことらしく、今まで他のサイトではそのようなことを聞いたことがないので、やっぱりその方は交通事故に遭うより低い確率で、ピンポイント的に不幸なクレームを受けたのだ、という認識です。だからと言って安心できる保証はどこにもないわけですが。例えば、私のアルバムコメントなどは、もう５回以上もあちこちで無断編集や無断転載がされていて、私もそれを発見するたびにクレームをつけてきました。転載した人たちは、悪気があってやっているわけではなくて、Web上のコンテンツをフリーの素材と勘違いして（あるいは著作権の認識がなくて）、良さそうだから、あるいは作るのが楽だから（あたりまえだ、コピペなんだから）という理由で適当にWeb上から拾ってきて自分のコンテンツに取り込んでいるケースでした。拙いながらもオリジナルのコンテンツを制作している本人が、パクられて無断転載されたのを見たらカッとなる、その思いが根本にあると私は思います。だからジャケット写真の掲載はダメだ、とは私は人に言う立場にはないですが、実際に権利を持っている人（会社）からはクレームが来る可能性はかなり低いけれどもなくならない、ということになります。「塩サバ通信」の手書きジャケは、そういう意味で、よく考えられた方法だなあ、と思います。

ホームページ作成パソコンの移動（３月３日月曜日）

いよいよこのホームページの作成パソコンを、６年以上前に購入した東芝BREZZAから、富士通C３/５０Lへ移動してみました。新しい方のパソコンも、購入後３年が経過していますが（笑）。ホームページ作成ソフトの方も、FrontPage９８からFrontPage２００２へ移行。うまくいくかどうか。２つのパソコン間のデータのやり取りは面倒なので、Web上の私のホームページデータをそのまま新しい方のパソコンで取り込む、という手法をとりました（いわゆる自己パクリの手法？）。文字データばかりとはいえ、５メガバイト以上あるのでこの方が簡単。ただ、データ転送中に文字化けなどが起こらないとも限らないので、古いパソコンのデータもまだ当分は残しておかないと、と思います。この作業、わずか数十分で完了。５年半前にはじめてホームページへデータをアップロードする時は、やり方が分からずに、３日ぐらいかかった記憶があります。ソフトも分かりやすくなっているし、自分も多少は分かるようになってきたのかな、と思います。ただし、道具を新しくすると急に何も書けなくなる、ということもありうるので、気長に慣らしていこうと思っています。

今日も仕事（３月１日土曜日）

今日も仕事で、午前中お客さんのところへ出かけました。さらにお客さんは私の上を行っていて、昨夜から徹夜で仕事をしていたとのこと。さすが。帰りに横浜のHMVに寄り、「パチョーラ／アステレオティピカル」（Winter＆Winter）の国内盤とChristian Wallumrod（ECM 1809）の輸入盤を購入。未聴CDは今日現在８枚に。昨日まででECM New Series６枚と今月の国内盤のうち３枚は片付けたのですが、うーん、追いつかない。また、昨日ロック系サイトの巡回をしていて、ある個人サイトが国内CDメーカーから、著作権侵害によるジャケット写真の使用禁止の警告メールを実際に受けた、ということを読みました。これを知ってしまうと、非常にまれなケースだったとは言え、やっぱりジャケット写真のホームページへの掲載は度胸（あるいは無知）が必要なのだということを実感。非営利で個人的にホームページ運営を楽しんでるんだから、まあいいや、では通用しないこともあるのがこの世界かも。「アレグリア／ウェイン・ショーター」（Verve）は一度聴いただけでは、感想が書けないようです。深そう。もっと聴きこまねば。

見出しと検索キーワード（２月２８日金曜日）

あるロック系のサイトを訪問していて、印象深い表現がありました。要約すると「ホームページはカウンターの数値が多ければ良いサイトだとは限らない。検索キーワードにヒットしやすいページを作れば、とりあえずはカウンターは上がっていく。」というような内容。私のところはその典型で、ホームページタイトル自体が「ジャズ」「CD」のキーワードが入っていて、この２つのどちらかを含んだ語での検索が、総検索数の約半数（ただしトップページのみしか分かりませんが）。また、あるところで批判のあった旧態依然なH１タグによる各ページの見出しも、実は検索エンジンには引っかかりやすい構造のようです。分かりやすいそのものズバリのタイトルをつける私のクセが、検索エンジンを視野に入れれば、結果的に良かったのだということになります。多少自己弁護になりますが、ここ１ヶ月間のお気に入りやブックマークでの訪問比率は５０．６％、はじめての訪問比率は４８．２％となりました。検索エンジンから来る比率は、５−６％ほど。（注）誰が訪問したかということは当方には分かりません。あとはかんじんなアルバムコメントの内容ですが、これについては努力していくしかないわけで．．．。

CDの到着（２月２６日水曜日）

忙しいのと花粉の季節であまり音楽を聴いていないのに、CDが到着しています。AmazonからはSchwankungen Am Rand/Helmut Lachenmann（ECM New Series 1789）が到着して、これは現代音楽。そして、今月も食指の動く国内盤が多くなくて、CAB４（Seven Seas）、カラー・オブ・ラヴ／ケヴィン・レトー（Video Arts）、ア・ジャズ・セレブレーション／ザ・マルサリス・ファミリー（Marsalis Music）、アレグリア／ウェイン・ショーター（Verve）の４枚。ジャズという視点だと後半の２枚だけ、ということになります。ところで、最近「ノラ・ジョーンズ」（Blue Note）を久しぶりに聴いています。まあまあお気に入りなのですが、私にとってはケヴィン・レトーなどと同じく、どちらかと言うとポップスの位置付けです。このブルーノート盤、グラミー賞受賞とのこと。

「経済界」（２月２５日火曜日）

本日発売の「経済界」（株式会社　経済界）３月１１日号に、このホームページが掲載されました。畑違いの雑誌になんでココが？と思われるかも しれませんが、まあ、ホッと一息の特集なのでしょう。「SITE SEEING」（大人のオフを有効活用するためのサイト）というところで、オトナの音楽「ジャズ」を極める、という特集なんだそうです。全部で７つのジャズサイトがそれぞれ１/４ページの大きさで紹介されていますが、私のところなど「よくぞこれだけ！膨大なCD評が圧巻」と、照れる見出しがついています。量をこなせばいいってわけでもないんですが．．．。ただ、私のホームページはジャズ最盛期の’５０−６０年代が抜けている、しかもミュージシャンのセレクトに非常に偏りがあるサイトなので、その点には注意していただきたいと思います。

ECM New Series ２（２月２３日日曜日）

AmazonからECM New Seriesの輸入盤が４枚到着。Svete Tikhiy/Alexander Knaifel(ECM New Series 1763), Odarek/Gideon Lewensohn(ECM New Series 1781), Biber/John Holloway(ECM New Series 1791), Looking On Darkness/Frode Halti(ECM New Series 1794)。本当はクラシック・現代音楽は守備範囲外なのだけれども、ボーダーレスなECMレーベルの全貌を明らかにするにはひととおり聴いてみないと何とも言えないところです。なぜレーベル聴きをするのかというと、普段なら絶対聴かないようなアルバムも混ざっていて、ハズレもあるけれど当たった時がけっこう大きいものがあるからです。今年前半は国内盤ジャズCDが私にとって不作なので、なるべくECMを多く手に入れようと思っています。

今月の「CDジャーナル」（２月２０日木曜日）

本日発売された「CDジャーナル３月号」をパラパラとめくってみると、「CD新譜試聴記」のところで、該当CCCDにはちゃんと「コピー・コントロールCD」の表記がされるようになっていました。今や消費者は、CCCDかどうか、というのは購入するか否かを選択するひとつの大きな目安になっていると思うので、これは良いことだと思います。できればこれから発売予定のものも記載して欲しいのですが、そこまで言うのも贅沢なのかも。それからAmazonのサイトも本日見てみたら、ちゃんと該当CCCDには（CCCD）の表記が出てきていました。こちらも一歩前進。あとは雑誌の広告や通信販売のサイトなどでのCCCDの表示義務付けの運動を待つだけ。食品などの例でいけば、CDの規格でないものをあたかもCDのように販売するのだから、しかも問題があっても返品を受け付けないのだから、広告にも注意書きの表示義務はあって当然と思うのですが．．．。

コンサートの補足（２月１８日火曜日）

後になって、ブラッド・メルドーのコンサートでどういう曲を演奏したか、ということがだんだん判明してくると、自作の即興ソロと思っていたのが、アルバムで録音済みのものが多かったことに気がつきました。前半５曲目は「シングス・ビハインド・ザ・サン」。後半の「モンクス・ドリーム」の次の、クライマックスを迎えた曲は「パラノイド・アンドロイド」、ラストは「アイ・ドゥ」だったようです。アンコールも３曲目が「リヴァー・マン」のようでした。まだ判明しない曲があるので、次号のJAZZ LIFEあたりでセット・リストが出てくるのでは。もう少しCDを聴き込んでからコンサートに行っても良かったかな、とも思いましたが、トリオその他での演奏とソロとはアプローチが違うため、相当聴きこまないと曲名が分からないかも。

墨田区にブラッド・メルドーを見た２（２月１６日日曜日）

昨日、「JAZZ DISC SELECTION」の林さんとブラッド・メルドーのコンサートに行った、と書きましたが、嬉しいことに林さんにも昨夜のコンサートのインプレッションを書いていただきました。以下、ご覧下さい。

　工藤さんから誘われたときは、正直いって「ウーン」という思いになった。
ソロともなれば、メルドーの演奏にみうけられる自己陶酔的な側面が、
いやがうえにも際立つのではないかと。
　演奏が始まる。ＰＡに慣れた耳には、ピアノの音がまさしくピアノの
方角から聴こえてくるという、クラシックなら当たり前の状況にいささか驚くが、
これが演奏の繊細さとダイナミズムを忠実に伝えるお膳立てとなった。
同時に、これが技量と表現力を白日の下に曝す恐怖のお膳立てである
ことはいうまでもない。
　ファースト・セットは、ポール・サイモン作〜「ウィル・ユー・スティル・ビー・
マイン」〜ジョニ・ミッチェル作〜「スタンダード・ナンバー：失念」〜自作？
比較的サラリと流し、思わず眠気を誘われる場面も。クラシック・ファンなら
ジャズ臭を覚え、ジャズ・ファンならクラシック臭を覚える、といった按配か。
可もなく不可もなし。しかしこれが、まずは自分と聴衆を自らのピアニズムに
いざなう、いわば入口でしかなかったことがセカンド・セットで証明される。
　セカンド・セットは、まずは自作？（４曲を終えた後のＭＣで何を演ったか
忘れたと）〜ノー・タイトルの自作を比較的短めにサラリと流す。この後から
凄いことになる。「フロム・ディス・モーメント・オン」〜「モンクス・ドリーム」で
比類なき表現力を見せたかと思えば、当夜最も長い自作？で、壮大で
深遠な音世界を描き出してみせた。感動の波状攻撃に襲われる。お行儀の
いい当夜の聴衆からも、感動の大きさが伝わってくる。自作の小品で幕を閉じる。
　終演後も熱のこもった拍手はなりやまず、三度にわたるアンコールに入る。
自作〜「ハウ・ロング・ハズ・ジス・ビーン・ゴーイング・オン」〜自作だ。これらも
アンコールとはいえサラリと流さず、スケールの大きな気合のこもった演奏と
なった。いやはや、やはり只者じゃなかった。冒頭の懸念は杞憂に終わった。
当代随一のピアニストはキース・ジャレットに違いないが、メルドーがそれを
脅かす最短距離にいることを実感した。終演後も二度に渡ってオベイションを
うけるメルドーの笑みに、当夜の演奏がメルドーにとっても会心の出来だった
ことがうかがえる。願わくば、ソロの大作路線は突き進んでほしくはないが。
　最後に、素晴らしい機会を与えてくださったＴさんと工藤さんに感謝します。

墨田区にブラッド・メルドーを見た（２月１５日土曜日）

先日Tさんからチケットをいただいたブラッド・メルドー（P）のソロ・コンサートに、「JAZZ DISC SELECTION」の林さんと錦糸町のすみだトリフォニーホールへ行って来ました。クラシック用のホールらしくて、ピアノが１台舞台にあって、PAはなし。ブラッド・メルドーは静かに登場、さっそくピアノに向かいました。今日は１０分ぐらいの長さの、親しみやすそうな曲、繊細そうな曲の演奏が多かったです。最初はポール・サイモンの「恋人と別れる５０の方法」ではじまって、スタンダードやポップス、オリジナルなどをとりまぜて、２部構成で１０曲強演奏したでしょうか。前半はゆったりめにスタートしつつ、休憩を挟んで後半は集中力があるような気がしました。第２部の後半、セロニアス・モンクの「モンクス・ドリーム」（だったかな？）の盛り上がりが異様に強力、そしてラストの前の曲で、ウネウネ動く左手が右手をプッシュして、これまた壮大な曲になりました。しかも、その後にアンコールが３曲もあって、それでも拍手が鳴り止まず、さらにあいさつに出てくるくらいスゴかった。けっこう感動もののコンサートになりました。

雰囲気としてはジャズピアノの部分もあったにしても、クラシックに近い感触が多いピアノで、演奏もトータル２時間半近くを飽きさせないくらいにカラフル。ちょうど手の動きが見える位置に座っていたのはラッキーでした。通常のジャズピアノの右手メロディ、左手コンピング、ではなく、両手が有機的に、時にバラバラに動いてゆくのが印象的。出てくる音は２本の腕では足りない表現力があります。その両手から、時に繊細に時に強力に、複雑な色合いの綾織りの織物が紡ぎ出されていくようにサウンドが創り出され、そして、泉の源泉が尽きることなくどんどんメロディが湧き出てきます。美しい。キース・ジャレットも良いけれど、ブラッド・メルドーも若いのにソロ・ピアノでは独自の世界をすでに築き上げてしまっていることに気がつきました。

帰って来て、コンサートの余韻を味わうために、３年前のアルバムですが、ソロのアルバム「エレゲイア・サイクル」（Warner Bros）を取り出して聴いています。うーん、コンサートも良かったですが、このアルバムもいい。そういうわけで、至福の１日を味わうことができました。Tさん、どうもありがとうございます。

居眠り？（２月１１日火曜日）

一昨日はアップと訂正作業を合計８枚やりました。最後の方はお酒を飲みながらの作業だったので、半分居眠りをしながら聴いていて、手直しされたアルバムコメントもピンとこないものになってしまいました。また時間ができたらそのアルバムだけ手直しをしなければ。どのアルバムかは内緒ですが、読んでいただいても分からないんじゃないかと思います。単なる個人的なこだわりかも。私の場合、仕事場と音楽を聴く環境が同じ場所なので、他の人よりは多めに音楽を聴く時間がとれていると思いますが、忙しいシーズンでは、今日みたいに音楽をかけながら半分やけになって仕事をしている日もあったりします。仕事場は完全な防音ではないですが、２重窓になっていて、夜でもある程度の音を出すことができます。オーディオなどのハード面にはあまり興味はないですけれど、民家が密集している場所なので、これってけっこう贅沢なことなんだなあ、と思います。ホームページ運営の原動力の場所です。

夜８時になって、HMVからのCDが５枚到着。Heiner Goebbels(ECM New Series 1779), Robin Williamson(ECM 1785), Yves Robert(ECM 1787), Terje Rypdal(ECM 1818), Savina Yannatou(ECM 1856)。今回はECMでも新しめのものばかり。でも、今着いても聴くのは少し先のことになりそうです。

２７万アクセス（２月９日日曜日）

本日２７万アクセスを超えました。ご訪問ありがとうございます。今日はお昼頃、子供の幼稚園に作品展示会があるので行きつつも、朝からCDコメントのアップと昔からのコメントの訂正作業を、これを書いている時点で６枚終えました。アップや訂正作業の履歴を残しておけば、毎月けっこうな枚数になるだろうとは思いますが、全体のヴォリュームがかなりあるため、何枚やってもどこをアップしてどこを直したかが目立ちません。ただ、自分にとっても、どこをどう変えたかが重要なのではなく、今どう読めるか、ということの方が重要なので、あえて履歴は書いてません。もうこの手直しの作業を４年近くやっているのですが、まだ全体の３分の１程度しか進んでいないような気がしています。１枚１枚、確かに進んでいるのだけれど。

怒涛の？ECM購入（２月７日金曜日）

先月、今月とジャズ国内盤の購入予定がほとんどありません。その反動で、ECMとECM New Seriesの輸入盤の比較的新しいものを計１０枚、HMVとAmazonにオーダーしてしまいました。ちょっと前に比べて両方とも値段が上がっていますが、交通費をかけてあちこち探し回るよりはいいかな、と思います。なぜかNew Series（クラシック）の方は、Amazonの方が見つけやすいです。ECMのアルバムコメントの修正作業がストップしたままですが、修正作業をしながら順番に買っていくことはやめて、持っていないものを買えるうちに買っておこう、と方針を少々変えました。とは言うものの、これもまた行き当たりばったりになるのではないかなあ、と思いますが（笑）。

忙しい時のBGM（２月５日水曜日）

１２月から忙しいといえば忙しいのだけれど、やっぱり今の時期の方が忙しい。こういうときはピアノトリオが重宝します。というわけで、DIWレーベルから昨年出た「スパイラル・サークル／ヘルゲ・リエン・トリオ」「チェンジング・シーズンズ／マイク・ノック」の２枚を交互にかけています。ただし、耽美的で繊細な曲もある反面、いかにもピアノトリオのジャズでござーい、という雰囲気の曲でもなく、場合によってはフリーの表現の強い曲もあるので、あまり一般向けではないのかも。特にヘルゲ・リエンの方は一種独特の沈静した美しさがあります。マイク・ノックはもっと多面的な表現をしている感じ。もともとポール・ブレイのピアノで強いショックを受けた人間なので、やっぱりフツーでないものが好き、ということなのでしょうか。ただ、少なくとも私にとっては、BGMにかけていて、自然に聴き流せます（笑）。

ふと思うこと（２月２日日曜日）

ホームページを移転して一時減少していたアクセス数が、再び戻ってきたようです。ここ１ヶ月のトップページ平均で約３００アクセス／数。今は検索エンジンが発達しているので、検索エンジンで該当ページだけを訪れていく人も含めると、けっこうなページビューになっているのでは、と思います。私はジャズに対して特に博学であるわけでもなく、自信満々というわけでもない、ごく普通の人間です。新譜に対する嗅覚も、まあ、ここ４年間で買ったジャズCDは全部ホームページに掲載しているので、それで判断していただくしかないわけで．．．。ジャズという狭い世界ではアクセス数が多めなのは光栄ですが、時々軽い失調感におそわれることはあります。おそらく私自身が自分に感じていることと、皆さんがホームページから受ける私の印象とでは、だいぶ違うものがあるのでは。ただ、通ぶったり背伸びをしたりして無理してCDを買ったことはないので、そういう意味では自然体でやっているのだろうとは思います。

CD処分の保留（１月３１日金曜日）

以前にCDを処分したのが３年以上前のことで、どんどん部屋にはCDが増えています。今も処分しようと思えば２００枚ぐらい出てくると思うのですが、このところジャズでもCCCDが出てきた影響により、処分するのをやめました。たぶん今持っている通常版のCDが将来値上がりするだろうから（笑）、というのはうそで、いざ世間でCCCDが出回ってくると、CCCDは買わないと宣言しているので、将来聴くものがなくなると困るからです。CCCDの影響で、SACDやDVD-Audioへの移行も加速されるだろうし、CDというメディアが廃れるのも時間の問題かも。現状、できる限りはCDにこだわっていきたいのです。私は今のCDのフォーマットで、音質的にも特に不満はありません。メディアをどんどん変えていって、それでハードもソフトも無理やり新たな需要を生み出そうとするメーカーの姿勢には賛成できかねるものがあります。

時間がないと言いつつも（１月２９日水曜日）

昨日と今日で、合計３枚のCDコメントをいろいろなところにアップしました。時間があまりないはずなのですが、何とかアップはできています。未聴CDはあと６枚。新譜がほとんどない月なので、来月の上旬までには片付くでしょうか。さて、トップページにサイト内検索を取り付けて３ヶ月。これまでに９００件を超える検索の利用があったようです。やっぱり付けて良かった機能。ただ、びっしりと字で埋まっているページが多いので、該当ページが検索されても、うまく検索した文字に関連する部分にたどり着けるかどうか、不安ではあります。それから、この「インプレッションズ」はいったん書いた後に、数日から数週間たってから文章の変更や削除がされる場合もあります。常連さんだけが全部読めるという仕組み？（笑）。書いてから、気が変わるとあまり残したくない記述もあるので。

旧HPアドレスはなくなりました（１月２７日月曜日）

今月２０日で解約していた移転前の旧ホームページアドレスが、なぜか今日まで生きていました。夕方旧プロバイダーに電話して削除依頼。タダで転送アドレスが生きているのである意味もったいないのですが、昔のことをいつまでも引きずっていても、検索エンジンやリンクが変わっていかないので見切りをつける事も必要。旧アドレス経由のアクセスはだんだん減ってきていましたが、１日に３０件弱ぐらいありました。先日買った「LIFE is...／平井堅」（J-POPですが）がけっこうお気に入り。４ビートの曲も９曲目に入っていて、けっこう本格的だなあ、と思ったら、何とこの曲の作曲・プロデュース・アレンジがクリヤ・マコト。他のファンキーな曲もバラードの曲も、けっこう良い曲が多く、なぜかヘビー・ローテーションです。私の感性も一応若いのでしょうか（笑）。珍しくCDショップに寄り、２６日に出た「ミネルヴァ／藤井郷子」（LIBRA RECORDS）と、「Bookends／デイヴ・リーヴマン＆マーク・コープランド」（Hatology）（輸入盤）を購入。

矛盾？（１月２５日土曜日）

自分のコンテンツでは著作権のことにこだわっていながら、CCCD（コピー・コントロールCD）に反対しているなんて、矛盾じゃないか、という声も聞こえてきそうなので、説明します。誤解のないように言っておきますと、私はコピー・コントロール自体には反対していません。ただしCDプレイヤーのメーカーで動作保証があり、音質が劣化せず、CD規格に準拠している、ということが購入の条件なので、今の中途半端な、CDの規格外の仕様のCCCDには反対の立場をとっているのです。だって、わざわざ悪い音にしたCDは買いたくないし、CDプレイヤーも安くはなかったので、負荷をかけて寿命を縮めたくないのです。LP時代には、よく聴くアルバムはわざわざカセットにダビングして聴いていたけれど、CDになってからは手軽にすり減る事もなくかけられるので、実際コピー（ダビング）をした記憶が私はほとんどありません。ある面ではパソコンに詳しいけれど、例えばCD-Rの焼き方は今でも知りません（笑）。というわけで、消費者の立場で「ジャズCCCD（コピー・コントロールCD）リスト」を作成しました。 （注）３月１５日に削除。

あれこれ（１月２３日木曜日）

今月分のCDが昨日到着。といっても、ウェイン・ショーターのブルーノートRVG紙ジャケ再発もの、’００年に発売された「バードランド／笹路正徳」（SMEJ）というビッグバンドもの、平井堅の新譜（J-POPで、うちの奥さん用）の合計３枚だけとなってしまいました。ジャズの新譜はゼロ。少々残念な月です。外出と残業続きなので、ちょうど良いかも しれませんが、反動がどこかでありそう。ある方からあるジャズ・ミュージシャンのコンサートのチケットをいただく話がありました。Tさん、どうもありがとうございます。そのミュージシャンが誰かはコンサートを見てから書くことにします。CCCDで私がやる気をなくしてしまった話を一昨日書きましたが、何件か反響のお便りをいただきました。おおむね私と同じ意見のようでした。CCCDを買わないと宣言した反面、たぶん一番困るのは国内盤の小売店なので、胸が痛みます。メーカーは困ったとしても、それは自業自得というものです。

行き詰まり（１月２１日火曜日）

やっぱり、今月発売されたJAZZ LIFEもスウィング・ジャーナルも、レビューや記事でCCCD（コピー・コントロールCD）のことがどこにも取り上げられておらず、該当ジャズCCCDの広告にすら、CCCDのロゴマークがないばかりか、そのことが一言も触れられていません。今のところ法律で表示義務がないので違反ではありませんが、こういうメーカーや出版社の姿勢には、はっきり言って失望しました。今までジャズの新譜を追いかけてきた情熱が、今月のCCCDの件もあって、急速に冷えつつあります。趣味の世界の出来事ゆえ、自分の中でどんどんやる気が失せていくのだけは、どうしようもありません。今後のホームページ運営の方向性の変更を考えなければならないかも。あるいは．．．。

休日ですが．．．（１月１９日日曜日）

１３日、HMVにECMの輸入盤を注文して、届くのは２月になってからだな、と思っていたのが、１７日には届いてしまいました。内容はMichael Galasso(ECM 1245), Ralph Towner(ECM 1250), Charlie Mariano(ECM 1256), Shankar(ECM 1261)です。暇がないので、この４枚は２月に入ってから聴くことにします。それから、残念ながらHarald Weiss(ECM New Series 1249)は在庫切れ。順番に聴いていく計画がまた一時ストップです。話は変わりますが、ジャズのCDを検索（一昨日話題になったロン・カーター）していて、HMVのサイトの方はCCCD（コピー・コントロールCD）はちゃんとその表示があるのに比べ、Amazonの方は表示がありませんでした。当然のことながら、HMVのサイトの方が親切ということになり、今後の通販サイトの利用に影響を与えそうです。

ジャズCCCDが発売されてしまった（１月１６日木曜日）

某CDショップにて本日発売の「ゴールデン・ストライカー／ロン・カーター（B）」（Somethin'else）を発見。実はこれがCCCD（コピー・コントロールCD）。ついにジャズまで、という感じ。なぜ私がCCCDを嫌いかというと、内容はともかく、「売る側の論理で作られた規格外のCD」だからです。これが消費者にメリットがあるのなら、ハイビットやリマスターなどと同じように、CCCDであることを、広告やジャズ雑誌のレビューなどで大々的に宣伝すればよろしい。東芝EMIのホームページを見ると、このCDに、確かにCCCDのロゴマークは入っています（２２日発売のジャッキー・テラソンや２９日発売のフランク・シナトラもCCCDのようです）。しかし、ジャズ雑誌のレビューでは一言も触れられていません。

コピーをさせないようにCCCDを「売る」のであれば、ちゃんとCDを聴いている私たちにはCCCDを「買わない」という選択肢もあります。こんなことを書いていると、ここを読んでいる各方面の方々にご迷惑をかけてしまうのですが．．．。ただ、CCCDを作るのはコストがかかるようなので、全部のジャズCDまで波及する、ということは今のところなさそうです。まだCCCD化の波にさらされていない輸入盤に逃げる、という手もあります。私は今までけっこうCDを購入してきたので、あえてCCCDの新譜を追う必要はない、と言えるかもしれません。CCCDばかりでどうにもならなくなれば、現在の新譜中心のホームページの内容を変えていくことにします。

JAZZ LIFE、文庫本（１月１５日水曜日）

今週はやたら忙しく、仕事に追われています。いつだったか「JAZZ DISC SELECTION」の林さんと何が大切か、という話をしたことがあって、まず家族と仕事。それがあってこそのJAZZだ、ということで意見の一致をみました。豊かではないにしても頑張ってそこそこ収入があるからJAZZが聴けるのだ、と思うと１枚１枚のCDにも愛着がわきます。昨日、夜８時になっても仕事が終わらないので、抜け出して駅前の本屋に行き、JAZZ LIFE２月号を購入。グランプリのプラチナ・アルバム「スピーキング・オブ・ナウ／パット・メセニー」、ゴールド・アルバム「ディレクションズ・イン・ミュージック〜マイルス＆コルトレーン・トリビュート」とシルヴァー・アルバムの５枚は昨年聴いたことがあるもので、ブロンズ・アルバムも１２枚中８枚を聴きました。その他のCDを見回してみても、やっぱり自分の感性にはJAZZ LIFE誌が一番近いです。今日も夕方書店に寄って、「サニーサイドジャズカフェの逆襲／寺島靖国著」（朝日文庫）が出ていたので購入。

法事　ホームページ移転その後（１月１３日月曜日）

今日は父の法事があり、お寺へ行ってきました。住職が入院中だそうで、かわりによそから来た若いお坊さんと、住職の息子さんの２人でのお経。こんなことを書くと不謹慎かも しれませんが、２人のお経のヴォイスの重なり合いと、鐘や木魚など、いわゆるパーカッションのスペイシーな空間の中を漂うサウンドが見事で、本堂の音場効果もあって、ヒーリング・サウンド（あるいは一種のフリー・ジャズ）のライヴを見たような気分でした。音楽好きだった父も喜ぶことでしょう。帰りにCDショップで「The Joy of Standards Vol.2/Joe Chindamo Trio」（澤野工房）を購入。

さて、旧ホームページアドレスが今月２０日で、なくなります。まだ１５パーセントぐらいのアクセスが旧アドレス経由だし、ほとんどのリンク先にも２ヶ月以上前にホームページ移転のお知らせメールを出しているのですが、大ざっぱに見て、まだ３割ほどのリンク先がアドレス変更されていないようです。すでに休止中のホームページも多く、見切り発車してもやむを得ないかな、と思います。これをきっかけにリンク集を見直す良い機会にもなりました。アクセス解析をつけて１週間。１週間平均でのトップページのトータルアクセス（ページビュー）は５７５アクセス／日、ユニークアクセス（訪問者数）は２４５アクセス／日、と出ました。ちなみにアクセスカウンターはユニーク・アクセスの２割増しくらい（３００アクセス弱／日）のようで、これはたぶん１日に複数回アクセスする方もいらっしゃるからだろうと思います。うちはレビュー・サイトというよりは、データベース・サイトの側面の方が強い、ということも何となく分かりました。

「いーぐる」講演　ソニー・ロリンズ特集（１月１２日日曜日）

昨日は四ツ谷の「いーぐる」で、ジャズ批評誌編集長原田和典さんによる「吹きまくるソニー・ロリンズ七番勝負」という特集の講演を聴いてきました。ソニー・ロリンズというとレコードでは’５０年代が絶頂期という評判がありますが、彼はライヴのミュージシャン。今回は’５０年代だけでなく、’６０年代や’８０年代の長尺なライヴの演奏を中心に聴きました。バリバリと吹くサックスは止まることを知らず、長い曲をほとんどサックスのみで吹きまくる豪快な演奏は、まるでボブ・サップのようなパワーがあります。そしていつの時代でも本人は絶好調。貴重だったのは、公式なアルバムが残っていない’６８年のデンマークの「カフェ・モンマルトル」でのライヴをブートで聴けたこと。（サイドはケニー・ドリュー（P）、ニールス・ペデルセン（B）、アル・ヒース（Ds））この演奏がまた力が入っていて長い（おそらく１曲が３０分以上）。久しぶりに音楽を聴いてストレス発散をしました。講演後、原田さんに「ジャズ批評のホームページを作ってください」と直訴しましたが、実現するでしょうか。

そして、ECM（１月１０日金曜日）

先月購入した「Cycles/David Darling」「Codona 3」「El Carazon/Don Cherry/Ed Blackwell」の３枚のECM輸入盤を順番に聴いています。仕事が多忙モードで少々疲れているせいか、ながら聴きをしていても、印象がなかなか頭に入ってこないのがつらいところ。アルバムコメントの今日のアップは無理かな。デヴィッド・ダーリング（Cello）のアルバムは、参加メンバーがコリン・ウォルコット（Sital、Tabla）、スティーヴ・キューン（P）、ヤン・ガルバレク（Ts、Ss）、アリルド・アンデルセン（B）、オスカー・カストロ・ネヴィス（G）というスゴい、そして少々変わった取り合わせです。ECM盤を新規にどんどん購入する前に、さかのぼってECM１１００番台のアルバムコメントの手直しをしなければならないのですが、なかなか先に進みません。

ECM New Series（１月８日水曜日）

先月購入したECM New Seriesを２枚、直接ECM１２００番台のところにアップしました。まだLP時代の録音なので、２枚聴いて７０分弱、と時間的にはけっこう楽です。「Tehillim／スティーヴ・ライヒ」はパーカッションや電子オルガンが入っていてワールドっぽい印象もあり、「Turtles Dream／メレディス・モンク」の方は例の独特な突き刺さるようなヴォイスもあって、あまりクラシック色を感じなかったので興味を持って聴けました。ただ、ユニヴァーサル・ミュージックのホームページでECM New Seriesのところを見ると、’８４年の「タブラ・ラサ／アルヴォ・ペルト」(ECM New Series 1275)がECM New Seriesの最初、との説明があります。今日聴いたのは、それより以前の録音、若い番号なので、その真偽はどうなっているのでしょうか。私の調べたところでは’７６年の「Music For 10 Musicians/Steve Reich」(ECM New Series 1129)が最初のような気がするのですが。

２６万アクセス（１月６日月曜日）

本日２６万アクセスを超えました。いつものことながらご訪問ありがとうございます。さて、昨日アクセス解析をつけてまだ１日しかたっていませんが、予想通りだったと言うか、お気に入り（ブックマーク）での訪問者と、推測ですがリンクから定期的に訪問する人が合わせて６０パーセントぐらい、残りはおそらくリンクからたまたま来た方と検索エンジンから来た方だろうと思います。私のホームページの、トップページ以外のページから訪れて来る方も少なくないので、おそらく検索エンジンで検索し、該当ページを経由してトップページに来る方も多いようです。これはノウハウというほどのことではないのですが、私のホームページには全ページ分かりやすいところにトップページへのリンクをつけています。ここのページの上と下にもついています。どこかのページに検索エンジンで来ていただいても、トップページに行きやすくして、さらに他のページも見ていただこうという仕組み。このねらいは一応成功しているようです。

アクセス解析（１月５日日曜日）

あるサイトでInfoseekのアクセス解析を使用しているところがあって、トップページのみだったら無料（有料だと５０ページまでつけられます）なので、面白そうなのでとりあえずつけてみました。実は仕事のホームページの方では以前からアクセス解析をつけていますが、今はほとんどデータを見ていません（笑）。「インプレッションズ」をよく訪問される方は、ここに直接ブックマークを貼りつけている方もいらっしゃると思うので、本当はトップページだけだとアクセスの実態は分かりません。ただ、多くアクセスしてくるリンク元などを調べるにはいいかな、と思っています。個人データが分かるようなものではないですが、無料で使用しているとトップページにアクセス解析のバナーはつけなければなりません。それが訪問者の心理的負担になってアクセス数が減少するようなことがあれば、外すことにします。

インディーズのジャズCDを応援するページ（１月４日土曜日）

インディーズのジャズCDを応援するページの特集、’９８年９月にはじめて、あまり積極的にやっていなかったのですが、たまにサンプル盤を送ってくださる方がいて、今回で７回目になりました。今後はもう少し力を入れてやっていこうかな、と思います。サンプル盤をもらえて、しかもジャズ・フュージョンの世界の自主制作盤はレベルが高いものが多いので、聴いていて面白いです。

ところで、ここの「インプレッションズ」は、継続するかどうか検討中。日記はホームページと相性が良いためあちこちに見受けられ、そろそろマンネリ気味。ただ、掲示板などのご意見では、ここを見ている方がけっこう多いので、やっぱり続けた方か良いのかなあ、とも思っています。「世間の人はジャズ・フュージョンに興味があるのであって、私に興味があるわけではない」と思っているので、続けるならば（たぶん続けますが）、音楽の話題をより多く取り上げる方向にいこうと考えています。（注）その後、複数の方からこのコーナー継続の激励メールをいただきました。どうもありがとうございます。

このホームページを改善しなければ．．．（１月３日金曜日）

昨日、本屋でウェッブ・ユーザビリティの本を立ち読みしていて、ここのホームページを何とか改善しなければ、と思っています。その法則は、ここのページのように、文章が左右に広がっていると読みにくい、というものです。昔はパソコンの画面はXGA（横幅１０２４ドット）が最高で、SVGA（８００ドット）などもあったので、あまり気にしなくても良かったのですが、今はもっと高解像度の画面（１２８０、１４００、１６００ドットなど）があるので、文章が、放っておくとさらに横に広がっていきます。最近、文章を画面の左側、あるいは中央に集めておく、というレイアウトがホームページには多いのですが、各種解像度の画面に対応する、ということと、文章を読みやすくする、ということで、ちゃんと意味があることなんですね。とはいうものの、私のホームページはレイアウトを変えると縦に長くなりすぎるので、ページの分割もしていかなければなりません。さて、困った。どうしましょう。

「Blue Selection／井上陽水」（１月２日木曜日）

本日、近所の神社に家族で初詣で。おみくじは今年は大吉と出ました。そのまま駅に行って買い物。買い物の途中ヴァージン・メガ・ストアに寄って、発作的に「Blue Selection／井上陽水」を買ってしまいました。さらに、ポイントカードがたまったので、そのポイントで「アフロ・ブルー／笹路正徳」（SMEJ）（こちらはジャズです）を購入。どちらも３，０００円を超える値段なので、なかなか手が出なかったCD。ところで「Blue Selection」は、ジャズっぽいアレンジのセルフ・カヴァー・アルバムとのこと。なるほど４ビートで演奏している曲もありますが、そうでない曲もあるので、むしろ、小編成のコンボをバックにしたアルバム、と言う方がしっくりときます。管楽器はないし、エレキ・ピアノやエレキ・ギターなどを使っている曲もあります。私のステレオ装置では、録音でのエコーがかかりすぎているせいか、あまり心地良く聴けなかったという問題がありました。やはりJ-POPはミニ・コンポで聴いた方が雰囲気は出るのではないのでしょうか。ただ、ここからジャズに入ってくる、というルートもできました。

謹賀新年（１月１日水曜日）

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年越しの初CDは「マーシー／メレディス・モンク」（ECM New Series）でした。なんだかなあ（笑）。昨年は１０月にホームページを移転してアクセスが減ったにも関わらず、１年間で１０万アクセスほどあったようで、少々ビックリしました。ただ、私のジャズのトンガリ具合の進化は４−５年前で止まっていて、興味あるサウンドやミュージシャンはあの頃とあまり変わっていないような気がします。ついに私も保守的な方面に足を突っ込んでしまったか。冗談はともかく、昨年評判になった大友良英、菊地成孔などの日本の先鋭的なジャズを聴いていないのが少々心残りです。限られた予算で、あまり手を広げられないのがつらいところ。さて、今年も聴くぞー。

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