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最終更新日：2007/03/07

「ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo

Delia Fischer(Key), Alex Malheiros(B, G, Vo, Arr), Ivan Conti "Mamao"(Ds, Per, Vo, Arr), Henrrique Band(Ss, Fl), Sidinho(Per), Akitoshi Aoyama(Per), Mauro Senise(Fl), Fernando Moraes(Key), Paulo Russo(B), Jose R. Bertrami(Key), Marvio Ciribelli(P, Org, Vo, Arr), Paulo William(Tb, Vo), Joao Recucas(Key), Ze Luis(B), Luizao Maia(B), Ze Canuto(As), Dudu Lima(B)
Recorded March 2001.（税込み２，５００円、送料無料、ただし郵便振替料金７０円を負担）

1. Primavera 2. Partido Leve 3. My Friend 4. Vozes Do Brasil 5. Caramujo 6. Sao Pedro Da Aldeja 7. Tanadara 8. Bate Samba 9. Katimba 10. Casa Forte 11. Fim De Noite

青山秋利（Per）のブラジリアン・フュージョン作。ブラジルのリオデジャネイロでの録音。クレジットを見て注目すべきは、あの「アジムス」のイヴァン・コンチがプロデュースをしていて、全面的に彼が参加していることと、他のメンバーも曲によっては参加しているところです。そして、曲によって参加メンバーが何通りにも入れ替わるので、けっこう力の入った豪華な演奏を聴くことができます。アジムスファンだったら聴いてみてもいいかも。

１１曲中８曲は参加ミュージシャンのオリジナルで、１１曲目はイヴァン・コンチと青山秋利の合作。全体的にはブラジリアン・フレイバーの強い、洗練されていてちょっと野性味が入り混じるフレーズとサウンドバランスが心地良く、印象的です。どの曲もメロディアスなので、あまりオリジナルかそうでないかを意識せずに、通しでノリながら聴いているという雰囲気。BGMで何回もかけてしまいました。個人的にはブラジル色の強い、ややラフな感じでノリの良い４、８、１０曲目あたりが好みです。１０曲目は中間部でのインプロヴィゼーション度が高いです。

３曲目と７曲目はアジムスのメンバーが３人揃っての演奏。特に３曲目はこの３人の合作で、メロディやサウンドにスマートさが際立っています。７曲目の方は、アレックス・マリェーロス作のヴォーカル入りのややゆったりとしたブラジルらしい曲。

リーダーがパーカッションで、イヴァン・コンチもドラムス、そしてもう一人パーカッションが参加しているので、リズムを楽しむ聴きかたもありだと思います。ただ、考えて聴く前に体が動いてしまいます。そういう意味ではゴキゲンなアルバム。

このCDは特にレーベル名が見当たらず、完全な自主制作盤ですが、そのクオリティは高いと思います。CDのミックスやマスタリングの仕事を請け負ったA&K Corporation Ltd.からの紹介で今回のこのページを作りました。通常のCDショップでは手に入らないとのことなので、欲しい方は下記にコンタクトしてください。

このホームページに記載されている内容の無断引用・無断転載・編集等を禁じます。©1997 Kazuyuki Kudo

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