インディーズのジャズCDを応援するページ |
トップページ > インディーズのジャズCDを応援するページ > 第二弾
「ジャズCDの個人ページ」by K. Kudo
第ニ弾「インタークロス」中牟礼 貞則（Zest） |
私はジャズを聴きはじめてまだ十数年。恥ずかしながら、日本の若手ジャズメンならある程度分かるのですけれど、ベテランのジャズメンの名前はあまり知りませんでした。ある知り合いの方よりこのCDをいただいて、聴いてみたらけっこう良いではありませんか。今回出会えてうれしいギタリストです。ギタートリオとしての可能性を追求している方だそうです。
基本的にはギタートリオの編成で、その９曲あるうちの５曲（１−２、４、６、８曲目）は多重録音でギターを重ねたサウンド。この、いわゆる同一人によるギター・デュオがその繊細なサウンドを同じトーンで奏で、違和感なく広がりのあるギターを聴くことができます。もちろん多重録音以外の曲も、ギターが素晴らしく、その音とメロディに引きこまれてしまいました。オーソドックスというよりはジャズ・ギターの王道を行くスタイルで、あくまでも繊細でメロディアスという言葉がふさわしいサウンドです。しかも、有名な曲も多いので、これがまた一気に最初から最後まで聴かせてくれます。このアルバム唯一のオリジナルでありタイトル曲の５曲目はなかなか渋くて骨のある曲。面と向かっても聴けるし、BGMとしても良いアルバム。聴いていて暖かい感じがしました。
|
「ファッションハウス アオキ」へのリンク ＣＤを作成している会社で、ここにジャズ部門があります。 |
このホームページに記載されている内容の無断引用・無断転載・編集等を禁じます。©1997 Kazuyuki Kudo